緩和ケアのご案内
緩和ケアについて
緩和ケアとは
いのちと向き合う。からだと向き合う。こころと向き合う。
「緩和ケア」では、がんの患者さんとその家族に対して、発病の早期より関わり、あらゆる身体の苦痛や心の不安や生活上の問題点に取り組みます。
その人らしい生活を皆で支え、単に身体症状の改善だけではなく、「心のケア」も同時に行い、患者さんの生活に係わることを総合的に維持・改善することを目的としています。
緩和ケアの理念・基本方針
緩和ケア理念
『ハートフル』
(真心に満ち溢れた心安らぐケアを目指す)
緩和ケア基本方針
- 患者、家族に寄り添い、信頼される質の高いケアを提供する。
- スタッフ1人1人が役割を自覚し、個々の良さを充分発揮する。
- チーム一丸となり、助け合い、認め合い、共に考える環境をつくる。
医療費
「緩和ケア病棟入院料」という定額制度で保険が適用されます。
一定額を超えた際は、高額療養費支払制度の申請に基づき払い戻しが適応されます。
その他
緩和ケアを受診される方や入院の相談・見学を希望される方は必ず電話予約をお願いいたします。
予約後の受診・相談となります。
電話受付時間 |
平日、午前9時から午後5時
TEL:092-923-2211 (代) |
受診日時 |
受付時間(予約制) 祝祭日を除く |
通院診療 |
完全予約制
通院での緩和ケアも行います。緩和ケア病棟退院後の診療も行います |
緩和ケア病棟のご案内
施設の概要
2022年秋頃、二日市那珂川病院に
緩和ケア病棟(14床予定:特室1室)が開設されます
- 主に、生命を脅かすと判断された悪性腫瘍の患者さんのケアを行います。
- 患者さん又はご家族が病名・病状について理解していることが入院の条件です。
- 適切な治療法によって痛みなどの不快な身体症状を緩和します。
- 身体的、心理社会的、スピリチュアルな問題にも配慮し、その全てにおける痛みを和らげます。
- 患者さんの気持ちに寄り添い、意思を尊重します。その人らしく穏やかな生活を送れるようケアを行います。
- ご家族に対する支援も行います。不安や悲しみが和らぐように支えます。
- チームとして関わります。医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・リハビリスタッフ・ソーシャルワーカーなどの専門職がケアに参加します。
- 体調が安定したら、外泊したり、退院して外来に通院したり、在宅ケアを受けることもできます。
- 患者さんが退院した後も、ご家族のさまざまな困難に対処できるよう支えます。
- 個室には、無料のお部屋と有料のお部屋があります。
- 苦痛や不快な症状を和らげるために入院していただくだけでなく、在宅でのご家族の介護疲れを癒すための入院もOKです。
- 院内では宗教的援助は行っていませんが、患者さん・ご家族が特定の宗教を持っておられる場合には、馴染みの宗教者(神父・牧師・僧侶など)が病床を訪問していただくことは可能です。
病室(イメージ図)

外観(イメージ図)
